2025年11月30日
年末は気温の低下や乾燥に加え、仕事の追い込みや外出の増加によって体調を崩しやすい時期です。特にインフルエンザが流行していますので、持病を抱える人にとっては大きなリスクになります。
また、年末は体調を崩しやすい条件が重なるため、インフルエンザに感染するリスクが高まります。
年末が近づくと、気温・湿度の急激な低下により身体が環境に適応しにくくなります。
特に湿度が40％を下回るとウイルスが空気中を漂いやすくなり、喉や鼻の粘膜が乾燥して守りが弱くなるため、ウイルスが侵入しやすい状態になります。
さらに、仕事の繁忙期・忘年会・買い物・帰省準備などで生活リズムが不安定になりやすく、睡眠不足が続く人も多くいます。
睡眠不足は免疫力を低下させるため、インフルエンザに感染するリスクが一段と高まります。
空気が乾燥しやすい冬場に急増します。特に人の移動が多い年末年始は感染が広がりやすいため、早めに対策を取ることが重要です。
持病がある場合、インフルエンザにかかると症状が重症化しやすくなります。
たとえば、喘息患者は咳や呼吸困難が悪化しやすく、心疾患や糖尿病を抱える人は合併症のリスクが高まります。免疫力が低下している場合も回復まで時間がかかる傾向にあります。
・日常的な体調管理を怠らないこと。
・薬の飲み忘れや通院の遅れを避けること
・人混みを避けて感染の機会を減らすこと
○また、具合が悪くなった時にどの医療機関に行けばよいのか、事前に確認しておくことで不安を減らせます。
○特に以下の場面で感染が広がりやすくなります。
・食卓を囲むときの飛沫
・手すり・ドアノブ・スイッチなどの接触
・乾燥した部屋での長時間の会話
・家庭内では、加湿器で湿度を保つ、タオルを分ける、こまめな手洗いを徹底するなど、基本的な習慣を見直すことで感染リスクを大幅に下げられます。
○インフルエンザ対策の基本は「手洗い・マスク・換気」です。年末は外出が増えるため、これらをいつもより意識して徹底する必要があります。
・外出後の手洗いを必ず行う
。
・混雑した場所ではマスクを着用する。
・帰省先でもこまめに換気を行う。
○※特に手洗いは、石けんと流水で20秒以上行うことでウイルスの大部分を除去できます。
このように、帰宅後は「手洗い→うがい→保湿」の順で喉を守りましょう。
・換気は1時間に10分を目安に行う事も予防にとても大切です。
○※インフルエンザウイルスは湿度が40％以下になると活性化する為、湿度を40〜60％、室温20〜22度を目安にすると快適に過ごせます。
・体調が少しでも悪ければ無理をせず予定を変更することも大切です。持病がある人ほど、早めの判断が自身と家族の健康を守ります。
【体調を崩さないための生活習慣・免疫ケア】
○免疫力を保つためには、生活習慣の見直しが不可欠です。
・睡眠を7時間前後確保する。
・食事は3食を意識して取り、タンパク質とビタミンCを増やす。
・軽いストレッチや散歩で血行を促す。
○免疫を高める食材の例としては、
・鶏むね肉・卵・豆腐（タンパク質）
・みかん・キウイ・ブロッコリー（ビタミンC）
・発酵食品（腸内環境を整える）
○年末は疲れが溜まりやすいため、意識して休息を取りましょう。
○ストレスは免疫力を大きく低下させるため、体調管理では欠かせないポイントとなります。
・夜はスマホを見る時間を減らして睡眠の質を上げる。
・温かいスープを取り入れて冷えを改善する。
・忙しい時こそ深呼吸を意識する。
・また、短時間でも仮眠を取ることで疲労を回復しやすくなります。
体調管理にお気をつけて、良い年末をお過ごしください。